IT(Information Technology)としてのAIは、業務のDX・効率化のツールとして益々重要になってきた。そこで、「生成AI」を請求項に含む特許発明について直近の2025年(1年間)に付与された国内特許を調べたところ、特許326件、国際公開111件がヒットした。そのなか、ドキュメントからスライドを作成するツールとして、「ドキュメントデータをスライド化する指示を受けたことに応じて、スライドデータを生成する指示を含むプロンプトを生成し、そのプロンプトを生成AIモデルに入力することにより、生成AIモデルからスライドデータを取得する」という基本発明と思える出願が拒絶理由通知を受けることもなく特許されている(特許第7757565号:ソフトバンク株式会社)。「ドキュメントデータを複数のドキュメントブロックに分割して複数のドキュメントブロックに対応する複数のスライドを含むスライドデータを生成する」ことに、新規かつ進歩性があるとされたと思われる。
参考までに、明細書の課題該当箇所を掲げる。「従来のPowerPoint等のスライド作成は、特にビジュアル要素の作成に多くの時間と手間を要していた。近年、大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)によるスライドの自動生成技術が登場している。LLMを用いたスライド生成においても、従来と同様に、ビジュアル要素の作成が重視されており、スライドに対して検索等のコンピュータ処理を行うことや、スライドをAIに入力して利用することなどは十分に考慮されていない。これに対して、本実施形態に係るデータ処理システム10は、例えば、後のコンピュータ処理やAI利用に適した形で、ドキュメントデータからスライドデータを生成して管理する機能を備える。」